FBSめんたいワイドにコメンテーターとして出演

FBS福岡放送の人気番組「めんたいワイド」の木曜日には、ザ・スライドショーというコーナーがあり、話題のテーマを短い時間で掘り下げます。コメンテーターとして出演した12月8日は、「家事ギャップ」と「老舗ファミレスが24時間営業停止」という二つのテーマでした。

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家事ギャップは、ライオンが発表した調査によると、全国の20歳から50歳代の夫婦1000組にインターネットで回答してもらったところ、「夫は自分の家事分担割合を34%と考えているが、妻の認識は21%にとどまり、」とのこと。このギャップ認識は予想したほど大きくないと感じたのですが、実際には、自分が60%以上やっていると答える男性が21.3%もいるのに対して、夫が60%以上担っていると認識している妻は4.3%しかいません。さらに、夫が40~59%しか担っていないと答えている妻は13.7%なので、両方足しても、夫が40%以上担っていると認識している妻は18%しかいないのです。

この家事分担認識ギャップ以上に興味深いのは、配偶者の家事に対して不満を感じたときの対処法です。妻の33%が自分でやり直し、30%があきらめてそのままにしておくとのことなので、妻の63%は自分の感じたことを相手に伝えていませんが、一方で28%が不満や意見を伝え、6%は相手にやり直してもらうと答えています。立命館大学の筒井淳也教授が、著書「結婚と家族のこれから  共働き社会の限界」でも述べていますが、男女平等の国ほど、妻が家事ギャップを訴えることが多いというデータもあるようです。日本もやっと、性別役割分担意識に対しておかしいと感じる女性が増えてきたと言えるのかもしれません。

いずれにしても、日本は職場だけでなく、家事も生産性を上げる必要がありそうです。和洋中のあらゆるジャンルのお料理にあわせて、ひとり何枚もの食器を使い、洗い、片付けるという作業を毎日のように繰り返しています。お客様を招いたり、家族の特別な日でなければ、ひとり一枚のプレートにすべての料理を取り分け、盛り付けるというシンプルなのが欧米式。洗うお皿の数も少なくてすみます。フルタイムで働く子育て世代に必要なのは、ウルトラスーパー主婦(主夫)の呪縛から解き放たれること。家事に時間をかけることが家族への愛情ではなく、家事の時間はできるだけ節約して、おしゃべりしたり、遊んだり勉強したりして一緒に過ごすことの方が大切。できれば、乾燥機付洗濯機、食器洗い機、ロボット掃除機に投資をすると、こどもでも家事を担えますね。

 

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「老舗ファミレスが24時間営業停止」の話題ですが、ファミレスだけではなく、過剰サービスを提供している日本の企業が、社員が人間らしく、健康に働くといった働き方改革を進めるきっかけにして欲しいと思います。従業員が心身ともに健康であることが、企業にとって何より大切な資産です。深夜の職場が減ると、学生さんたちのアルバイトの仕事が減るという声もありましたが、今はICT技術を活かして、若い人たちだからこそ隙間時間で働ける仕事もあります。

 

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日頃はほとんどテレビを観ないので、放送局の系列もあまりよくわかっていなかったのですが、FBSの日テレ系はひとり勝ちと言われるほど視聴率が高いらしく、さらに、ローカルで制作しているこの「めんたいワイド」も、九州の良さを丁寧に取材して人気が高い番組らしいのです。生放送の翌日、たくさんの人から「めんたいワイド見てました」と声をかけられました。テレビを通じて男女共同参画の課題を一緒に考える機会になればありがたいなと思っています。