WWASの北九州タウンミーティングに登壇しました

7月8日、北九州市のムーブで、第1回WWAS国際会議フォローアップ会議として、北九州タウンミーティング「高齢化する社会と地域における女性の活躍」が開催されました。北九州・京築だけでなく、糸島や福岡からも駆けつけてくださるなど、大勢の方に参加いただき、この福岡・北九州から、新しい・明るい高齢社会を実現していけると実感しました。
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基調講演の樋口恵子さんは、女性と貧困、大介護時代の乗り切り方、そのためにそれぞれの地域で女性たちが意思決定の場に参画する重要性など、WWAS会議の背景及び成果を日常の課題に結びつけてくださいました。樋口恵子さんは、今回のテーマにおける第一人者であり、「高齢社会をよくする女性の会」の代表もされています。「地球丸ごと高齢化」「働く女性・人生のすべり台三度笠」「社会的祖父母力」など、数え切れないほどの印象に残るキーワードで、世界の高齢化と日本の課題を切り取ってくださいました。6月4-5日に福岡で開催したWWAS国際会議がタイムリーであったこと、今こそ女性たちが意思決定の場に参画する重要性を再認識する会議になりました。

私は、WWAS会議の報告とパネルディスカッションのモデレータを担当しました。WWAS(Working Women in an Ageing Society)は、イギリスのNPOであるSALT(Stepping Across the Line Exploring Transitions into Retirement)の問題意識を契機に、日英で取り組んだプロジェクトです。SALTを創設したイザベル・ジョーンズさんのインタビュー動画もご紹介し、長い第二の人生を心豊かに生きるための情報やロールモデルの必要性を訴えました。

パネルディスカッションは、北九州市の国家戦略特区のお話からスタート。介護ロボットの技術開発と現場への導入が紹介されました。樋口さんからは、介護は生活経験豊かなシニア女性に向いているという面もあるが、一方では力仕事なので男性にも向いているとの指摘。特区担当部長からは、介護される人・介護する人のニーズや気持ちを理解した上で、介護ロボットの効果的な導入を進めたいとの発言がありました。エイジング時代のイノベーションを生み出す経済=エイジノミクスに期待がかかる事例です。と同時に、こうした技術開発にこそ、男女共同参画の視点が必要。まさに「ジェンダーの主流化」です。
北九州の生涯現役夢追い塾の関事務局長は、50歳以上の市民が自立し、自分らしい第二の生き方を見出すプログラムの魅力を紹介してくださいました。年間を通じて30回にわたる講座で磨く力を、「おばちゃん力」に読み替える素敵なセンス。この「おばちゃん力」、男性にも女性にも必要な21世紀のスキルです。あすばるの「女性による元気な地域づくり応援講座事業」でも活用させて欲しいです。
身につけたい力  → おばちゃん力
コミュニケーション力 → 井戸端会議力
情報発信力    → 「ここだけの話」力
問題発見力    → 文句たれ力
突破力   → 怖いもの知らず力
プレゼンテーション力 → 売り込み力・値切り力
チームビルディング力→ つるみ力・巻き込み力
フォロワーシップ力 → おせっかい力
リーダーシップ力  → 引き出し力
パネリストの最後は、WWAS2016の運営委員会副委員長でもある福岡大学のウェストン教授。「自分に年齢でリミットをつけないで」というメッセージが、会場に響きました。ヒラリークリントンさんの話で声を詰まらせたウェストン教授。米国の国務省に勤務された経験を持つウェストン教授にとっては、ヒラリーさんが大統領に就任するというのは特別な思い入れがあります。

「タウンミーティング」なので、参加くださった会場の皆さんにもどんどん発言いただきました。「高齢社会をよくする北九州女性の会」の冨安代表、築上町男女共同参画ネットの高齢者部会の牧さん。今回のタウンミーティングの開催に尽力くださったアジア女性交流・研究フォーラムの神埼さんやスタッフの皆さん、北九州市の皆さん、ほんとにありがとうございました。北九州・京築の女性たちは熱いです!
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